こんにちは。
クロスオーバースタッフの霧裏です。
基本的にはストーリーの内容にふれずに読んだ時の感想メインにしていこうと思いますが、若干のネタバレはありますのでご注意ください。
今回はちょっと思い出深いのと長編作品なので
感想というのが何処から何処まですればいいかも判断しづらい為紹介がメインになります。
アメコミが好きな人には、ハマるきっかけになった一冊がそれぞれあると思います。
私にとってのそれは、
トッドマクファーレンが生み出し、今もなお続いているヒーローコミック
『SPAWN』
でした。
マーベルでもなくDCでもない、
作者であるトッドマクファーレン本人が起こしたコミック会社『イメージコミックス』で、
1992年から出版が開始され、1994年にアクションフィギュア、1996年には邦訳も発売されていた作品です。
チェーンやマント、スパイクなどがついたそのスタイリッシュかつダークなキャラクターの精巧なフィギュアは、
一時期はなんでもエアマックスとスポーンのフィギュアを並べるのが流行った、なんて事もあったらしく、小学生時代に友人宅に沢山並んでいたのを覚えています。
しかし残念な事に物語の一つの区切りである100話を前に2000年を最後に打ち切られてしまい日本では完結せず、
利権関係の問題もあり現状邦訳の続きも出されていないのが現状です。
さて、前置きが長くなったので本編の紹介を。
ただし『五年後の』地球にです。
『死』と『五年』と言う歳月は全てを奪われました。
婚約者だった人は友人と結婚し子供が出来ており、親友と恋人を失い
知りもしない人間の死体に魂を入れられ自身の肉体も失い
アル=シモンズの存在を快く思わない、一部の地獄の住人や、天国に命を狙われ続け平穏を失いました。
そんな全てを失った男の心は日に日に磨り減り、蝕まれていきます。
彼はそんな日々の中でも、燃えカスのなりそうな人間性の中から搾り出される『正義』で戦っていきます。
天国も地獄も人間も関係なく、彼は軍人だった時のスキルをフル活用し自分のとっての『悪』を殺していきます。
彼の行為は『ダーク』であり、しかし『ヒーロー』でもあるのです。
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